5歳で誘拐され、悪徳高利貸しバートの金稼ぎの道具として飼われるダニー。首輪を嵌めた“闘う犬”は感情を持たない狂暴な殺人マシーンと化するが、ある盲目のピアニストと彼の義理の愛娘・ヴィクトリアの出会いから心が機能しはじめ、人間としての再生がなされていく。
『キス・オブ・ザ・ドラゴン』以来となるジェット・リーとリュック・ベッソンのタッグで描かれるのは、黒社会で犬のように生きる反面、心は幼少期のままで止まっている孤独なファイターの物語。主人公の人格再生の導き手を名優モーガン・フリーマンが演じ、渋味のあるドラマに仕上がっている。
注目はジェット・リー初となるキスシーン。ラブロマンスに挑む(?)リーの勇姿も見逃せない。
監督は『トランス・ポーター』のルイ・レテリエ。ブリスト出身のトリップ・ポップバンド“マッシヴ・アタック”が音楽を担当。
1963年生まれ。改名前はリー・リンチェイ。11歳から中国全国武術大会に5回連続の優勝を勝ち取るなど、武術の達人としてならしていたリーは中国武術普及を目指し、1982年『少林寺』で映画界に進出。
その後、ツイ・ハーク監督のクンフーアクションのシリーズ作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ〜』に出演し、人気は作品ともども頂点を極めるが、ツイ・ハーク監督との仲がこじれてリーの降板劇に発展したのは有名な話。
ハリウッドデビューはメル・ギブソン主演の人気シリーズ『リーサル・ウエポン4』での悪役。ほか『ロミオ・マスト・ダイ』『ザ・ワン』『ブラック・ダイヤモンド』などヒット作を連発している。
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